「為替」関連倒産(4月28日現在)
円安関連倒産 月次推移
2022年4月は、「為替」関連倒産のうち、「円安」関連倒産が4カ月ぶりに1件発生した。 2022年4月は、福岡県の貿易商社が新型コロナ感染拡大に伴う業況悪化に加え、円安で価格が上昇した商品の輸入制約もあり、破産を申請した。 原油価格の高騰に加え、円安進行で原材料や資材などの価格上昇が続いている。中小企業は、仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁するのは大手企業に比べて難しく、その間の仕入コストの負担増と収益悪化が中小企業の経営に大きな影響を与える。 4月28日の東京外国為替市場は、約20年ぶりに1ドル=131円台に円が下落した。円安基調が一段と強まり、中小企業の資金繰りへの影響が注目される。