取引信用保険ラボ(TCIL)とは

設立目的

今、VUCAの時代と称されるように、日本企業の環境も激変しており、企業は、今まで以上にリスクに対し適切且つ迅速な対応が求められるようになりました。時代を見定め、状況を読み、決定、行動していかなければ、事業の成長、継続が困難な状況になっています。

VUCAの時代、企業の信用状況も変化が加速する中、取引先を観察し、状況を見極めながらビジネスを成長させていかなければなりません。近年は、気候変動による自然災害の多発、新型コロナによる緊急事態宣言の発令など、突然のリスクに見舞われる頻度が増しており、このような環境下で事業を継続、成長させるには、クレジットリスクのコントロールが益々重要になってきています。

取引信用保険は、売掛債権保全を目的とした損害保険ですが、自動車、火災、損害賠償などの損害保険とは異なり、一部の損害保険会社で取扱っていないこともあり、取引信用保険に関する情報は多くありません。

しかし、多くの企業間取引は、商品、サービス提供後に支払いが行われるため、売掛債権が発生し、代金回収までの期間、貸倒や債務不履行のリスクを抱えています。

日本の企業は、主に債務不履行リスクを回避するため、信用調査レポートなどを利用していますが、EUでは、取引信用保険の専門会社もあり、企業の与信管理強化や効率化のために一部の与信管理業務を保険会社にアウトソーシングするなど、債務不履行を回避しながら、売上向上を目指すマーケティングツールとしても利用され、多くの企業が取引信用保険を導入しています。

現在、コロナ渦で、多くの企業業績が悪化しており、取引先の倒産や支払い遅延など、債務不履行リスクも増加している中で、損害保険各社の取引信用保険の特徴、引受基準や保険料の算定方法、また、保険付帯サービスなどの情報は限られています。

各社の取引信用保険には特徴があり、利用目的によっては、自社にマッチしない場合もあります。

そこで、取信ラボでは、経営者、財務、経理、審査、与信管理、営業管理など、信用リスクや与信管理業務などに従事する皆様が、取引信用保険の知識や有効活用の方法等を学んで頂き、債務不履行を回避し、財務を安定化させながらも、事業の成長に貢献できる、与信管理強化、売掛債権保全策等に関する情報をお届けしたいと考えております。