中国新車販売、1月は35%減 EVもマイナスに

【北京=三塚聖平】中国自動車工業協会が10日発表した今年1月の新車販売台数は、前年同月比35・0%減の164万9千台だった。3カ月連続で前年実績を下回った。1月下旬の春節(旧正月)の大型連休による来客減や、中国政府の新車購入支援策が終了したことが響いた。 内訳では、乗用車が32・9%減の146万9千台だった。また、電気自動車(EV)などの新エネルギー車は6・3%減と落ち込んだ。新エネ車はこれまで、中国政府が普及を後押ししていることを背景に大幅な伸びが続いていた。 落ち込みの要因は支援政策終了の反動だ。一定の条件を満たす自動車の購入時にかかる税金を半減する措置や、新エネ車の購入補助が昨年12月末に終了している。昨年末まで続いた厳格な「ゼロコロナ」政策の影響を引きずって消費者心理も冷え込んでおり、中国自動車工業協会は政府に対して支援策の継続を求めている。 日系大手の1月の新車販売では、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車がいずれも2桁のマイナスに沈んでいる。一部では世界的な半導体不足の影響もいまだに続いている。

出典:Yahoo!JAPAN

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