株式会社FATEが自己破産の準備に入る

  1. 倒産情報

はじめに

株式会社FATEは21年6月11日の時点で実質的な営業活動を禁止、事後処理を弁護士の方に任せて実質自己破産の準備に入りました。新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが減少して減収に入ります。それを埋めようと粉飾決算を行ってそれがバレてしまっての自己破産申請になりました。

本社の住所は宝塚市山本野里1-1-51、資本金は4800万円。事後処理は大倉山法律事務所で所在地は神戸市中央区楠町2-2-6・クスノキ壱番館2階。

株式会社FATEとは

株式会社FATEは2007年12月に創業。2010年9月に株式会社ティーロードの商号で法人成りをした自動車の販売業者となっています。2013年11月に商号を変更。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどの輸入車や国産のスポーツカーなどの中古自動車を中心に新車も取り扱っていました。また付随する塗装や板金さらに車検や保険代理業などのほかにコンビニエンスストアのフランチャイズ店を2つ展開。

さらに自動車の販売事業に関しては兵庫・大阪の両府県の一般ユーザーを主な顧客としていました。近時はインターネットサイトや自動車の雑誌などの照会もあって商圏は全国に及んでいました。そこで各地の整備工場と提携をしていくことでアフターサービスを展開。2018年9月にはショールームを備えた現在の本店に移転をしていました。展示販売を開始したことで業容を拡大しました。2015年8月期には年売上高が5億1200万円だったものが2019年8月期には同48億4600万円まで伸ばしていきました。

運転資金が増加

現在の本店の取得資金だけでなく、ユーザからの自動車の買取を含む仕入れの拡大から運転資金が増加、有利子負債も膨らんでいきます。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響で来店の客数が減少、20年8月期には減収に転じました。さらに21年に入って一部で不適切な会計の処理を行っていたことが判明。2月までに代表者を除く役員の全員が辞任をしています。翌3月には取引先の金融機関に対しての返済の猶予を要請するも協議は難航。従業員の退職が相次ぐなどの動向が注目されたところで資金が底をついて今回の事態となりました。負債総額は2020年8月期時点でおよそ29億円ほど。

参考資料・出典
帝国データバンク:https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4799.html

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