渡辺自動車が負債30億円で破産

  1. 倒産情報

はじめに

株式会社渡辺自動車は2020年8月31日に名古屋地裁へ民事再生法の適用を申請しました。その半年後の2021年2月15日は名古屋地裁からの破産手続きの開始決定を受けます。住所は名古屋市昭和区白金3-1-9、資本金は5000万円。負債総額は30億円。破産管財人は鈴木誠法律事務所が担当します。管財人の住所は名古屋市中区錦3-6-34。

渡辺自動車の歴史

渡辺自動車は1933年に創業で1986年4月に法人成りした自動車の販売業者。長年の業歴を有する当地区老舗の輸入車販売業者です。フランスのシトロエンの車種をメインに販売をしていました。以前はジャガー・ランドローバー・マセラティといった高級車種も取り扱っていました。また整備や車検のほかに自動車保険の代理業務も行っていました。2017年12月期には年売上高でおよそ41億円を計上していました。

景気の低迷などもあって

ただ高額な高級車を扱っていたということもあって景気の影響をもろに受けました。そこに為替の影響も受けてしまって17年12月期には同時に3億2600万円もの赤字を計上していました。その後も景気の低迷から個人消費が伸びずに売り上げ・収益ともに改善が見られませんでした。2019年12月期には年売上高24億3900万円にまで減少。赤字は7億3900万円までに拡大してとうとう債務超過に転落してしまいます。

輸入車販売を主に手がける企業グループの傘下に入るも

その後は関東の輸入者販売を主に手がける企業グループの傘下に入ります。そこで業績の回復を図るも結果は出ませんでした。さらに会社所有の不動産売却なども交渉がまとまらずに自力での再建を断念します。2020年8月には民事再生法の適用を申請して事業再生に方向を転換しました。

そこで輸入車などのディーラー事業を手がける神戸市のGLIONグループとの間でのスポンサー支援に向けた協議で事業譲渡を速やかに進めることを前提にした破産手続きを選択することで決定をしました。2021年1月18日に再生手続きを廃止して破産という選択をするに至りました。負債はおよそ30億円と言われていますが流動的とのことです。事業はGLIONグループの株式会社N・バロウに譲渡が済んでいます。そこでの店舗などの営業は引き続いて継続しています。

参考資料・出典
帝国データバンク:https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4769.html

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