2022年(令和4年)5月度こうして倒産した・・・

  1. 倒産情報

(有)伊勢農場

負債総額34億214万円

(有)伊勢農場(TSR企業コード:575363398、法人番号:3190002013466、伊賀市諏訪字千谷2600、設立2005(平成17)年2月、資本金300万円、伊勢彦信社長)は4月28日、東京地裁より会社更生開始決定を受けた。管財人には髙井章光弁護士(髙井総合法律事務所、東京都港区西新橋1-15-5、保全管理室:電話03-6758-6936)が選任された。
負債総額は34億214万円(2021年1月期決算時点)。
イセ食品(株)(TSR企業コード:311024971、法人番号:8030001061642、東京都千代田区)グループの成鶏農場として展開。伊賀市、いなべ市で100万羽以上を飼育し、2016年1月期は売上高57億4317万円をあげていた。
しかし、近年は鶏卵相場の落ち込みや特別損失などで業績が悪化。2020年以降は「新型コロナウイルス」感染拡大の影響で需要が落ち込み、2021年1月期は売上高が48億3730万円にとどまり、3期連続の赤字計上から債務超過額が拡大していた。
こうしたなか、イセ食品が取引金融機関との間でバンクミーティングを実施し、私的整理を目指していたが調整が難航。株主と金融機関から会社更生法を申し立てられ、3月25日に会社更生開始決定を受けた。
当社はイセ食品以外の者が株式を有し、実質的に経営者不在の状態が続いていたため、イセ食品の管財人が債権者の立場で会社更生手続を申し立てた。

オンキヨーホームエンターテイメント(株)

負債総額32億776万円

オンキヨーホームエンターテイメント(株)(TSR企業コード:576419524、法人番号:3120001154326、東大阪市川俣1-1-41、設立2010(平成22)年10月、資本金1億円、林亨社長)は5月13日、大阪地裁へ破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には小松陽一郎弁護士(小松法律特許事務所、大阪市北区中之島2-2-2、電話06-6221-3355)が選任された。
負債総額は債権者262名に対して32億776万円。
1946年9月に「大阪電気音響」として創業した老舗音響機器メーカー。高品質を売りに「ONKYO」ブランドとして浸透し、日本を代表する音響機器メーカーのひとつとして知られていた。1992年3月期には売上高511億6285万円を計上。その後、オーディオ機器市場の低迷から業績不振に陥ったが、ホームシアター関連機器へ注力するなどして持ち直し、2004年12月にジャスダック市場に上場。2010年10月には会社分割により持株会社体制に移行した。
しかし、スマートフォンの普及や音楽鑑賞スタイルの変化など取り巻く環境が悪化。売上低迷による経営不振が続くなか、主力のホームAV事業の譲渡を模索したが、計画は頓挫した。生産を縮小・停止して経営計画の練り直しに取り組んだものの、「新型コロナウイルス」の感染拡大以降、販売がさらに低迷し、生産活動も停滞した。
2020年3月期末には延滞債務が約65億円まで膨らみ債務超過を脱せず、2021年8月1日をもって上場廃止となった。その後、債務超過の解消と遅延債務の完済を目指し、主力事業を譲渡して事業継続を目指していたが、資金繰り悪化から2022年3月には子会社2社が破産を申請。当社は、ホームAV事業の譲渡に伴う手数料収入を得ながら事業を継続していたが、限界に達し今回の措置となった。

 

出典:東京商工リサーチ

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