桜木管理株式会社が民事再生法の適用を申請

はじめに

千葉の桜木管理株式会社、資本金は3500万円、千葉県若葉区桜木6-19-75、代表早野泰広氏は、1月22日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。

飲食店経営・新型コロナウイルスの関連倒産・民事再生法の適用を申請・TDB企業コード。負債総額35億円。

申請代理人は柴原多弁護士(西村あさひ法律事務所:東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、三宅・今井・池田法律事務所)

昭和46年6月創業

桜木管理株式会社は1971年・昭和46年6月の創業。1978年6月に法人成りした飲食店業者。日本料理・寿司・海鮮料理の「波奈」、居酒屋「さかな問屋浜庖丁」「とり屋一億」、とんかつレストラン「かつ波奈」「かつ友」、イタリアンレストラン「La・cucina・HANA」などの名称で30店舗余りの直営店を経営。フランチャイズ店も有して季節商品の販売やケータリングサービスなども手がけて、2012年・平成24年4月期には年間の売上高約63億円を上げていました。

借入金の膨らみにコロナが追い打ち

ただこの間の積極的な店舗展開の借金の膨らみと売り上げの伸びない不採算店が出てきました。それらの店舗を中心に改装などを行って集客に努めるも、出店や閉店に伴っての経費負担や赤字決算などが続いて債務超過に陥っていました。また金融機関からは返済条件の緩和などの支援を経て、経営の再建を図っていましたが、業績はじり貧などで2018年4月期の売上がおよそ51億円となっていました。

さらに2020年の新型コロナウイルスの拡大の影響による休業で業績がさらに悪化。店舗の閉鎖などを進めていく一方で、第2会社方式で事業再生を目指して、2020年12月には現商号に変更、新会社の早野商事株式会社による会社分割によって飲食店事業を承継していました。

マルエイホールディングスが承継

新会社は千葉市中央区のマルエイホールディングスをスポンサーとして事業を再開させて事業を再軌道に乗せていく方向です。

参考資料・出典
帝国データバンク:https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4761.html

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