ヒカリレンタ(株)ほか1社 2023/3/10、東京地裁に破産を申請

~LED照明レンタルを手掛けていた~

 ヒカリレンタ(株)(東京都中央区)と、関連のヒカリレンタ首都圏(株)(同渋谷区)は3月10日、東京地裁に破産を申請した。申請代理人は大河内將貴弁護士(第一総合法律事務所、港区新橋1-18-12)ほか2名。

 

負債総額は2社合計で約60億円。

ヒカリレンタは、グループでLED照明のレンタルビジネスを主力としていた。「LEDは買う時代から借りる時代」をスローガンに、オーナー方式による「ヒカリレンタ式100円レンタル」などのレンタル商品を有し、一般法人などに積極的な営業を展開。ユーザー数は全国に1500社以上にのぼっていた。このほか、野球やサッカー、バスケットボール、格闘技などのスポーツクラブのスポンサーや協賛にも参入して、知名度アップに努めていた。

ヒカリレンタは、グループでLED照明のレンタルビジネスを主力としていた。「LEDは買う時代から借りる時代」をスローガンに、オーナー方式による「ヒカリレンタ式100円レンタル」などのレンタル商品を有し、一般法人などに積極的な営業を展開。ユーザー数は全国に1500社以上にのぼっていた。このほか、野球やサッカー、バスケットボール、格闘技などのスポーツクラブのスポンサーや協賛にも参入して、知名度アップに努めていた。

 近年、業績は拡大基調にあり、2019年3月期は7億3249万円だった売上高が2022年3月期は33億5664万円に急伸。また、太陽光関連機器の開発研究や、他社から介護施設の運営事業を譲り受けるなどして事業領域を拡大させていた。

 一方で採算性は乏しく、利益面は僅少に推移。さらに「新型コロナウイルス」感染拡大の影響からユーザー数が伸び悩んだことで資金繰りが悪化。2022年10月以降は、オーナー向けの支払いが滞るなどしていたが、2023年1月31日に事業を停止して破産申請の準備に入っていた。
ヒカリレンタ首都圏は、顧客との契約窓口だったが、ヒカリレンタと同時に事業を停止していた。

※ヒカリレンタ(株)(TSR企業コード:322575265、法人番号:2040001076975、中央区日本橋箱崎町35-7、設立2012(平成24)年5月、資本金2000万円)
※ヒカリレンタ首都圏(TSR企業コード:352720905、法人番号:3020003007376、渋谷区南平台町16-28、設立2012(平成24)年4月、資本金50万円)

出典:東京商工リサーチ

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