5月の景気動向指数、2カ月ぶり低下 自動車生産が減少

内閣府が7日発表した5月の景気動向指数(CI、2020年=100)の速報値は、足元の経済状況を表す一致指数が前月比0.4ポイント低下の113.8だった。マイナスは2カ月ぶり。半導体の供給不足などにより自動車の生産が減った。

内閣府は景気の基調判断を「改善を示している」で据え置いた。2カ月連続で同じ判断だった。4月の改定値で判断を「足踏みを示している」から上方修正していた。

一致指数を構成する10項目のうち集計済みの8項目をみると4項目が下落要因となった。鉱工業生産指数がマイナスに寄与した。米国向けの輸出も減少した。

2〜3カ月後の景気を示す先行指数は前月から1.4ポイント高い109.5だった。新設住宅着工床面積などが押し上げた。

出典:日本経済新聞

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