「イセ」会社更生手続き 伊勢前会長が抗告

鶏卵大手「イセ食品」のグループ会社「イセ」が先月、東京地方裁判所から会社更生手続きの開始決定を受けたことについて、創業者である伊勢彦信前会長が、19日までに不服申し立ての抗告をしたことがわかりました。

鶏卵大手のイセ食品とグループ会社の「イセ」は、伊勢前会長の長男で株主の伊勢俊太郎さんと、債権者で東京に本店を置くあおぞら銀行から、会社更生法の適用を申し立てられ、先月25日に東京地方裁判所から手続き開始の決定を受けました。

負債額は、イセ食品が278億円、イセが175億円の合わせて453億円にのぼるとされます。

弁護団によりますと18日に、グループ会社「イセ」の会社更生手続き開始決定に抗告をし、債務超過ではなく、支払い能力の不足はないと主張したとしています。

伊勢前会長は、KNBの取材に対し「早期に解決するだろう」とし、イセ食品への対応についても検討していると述べました。

伊勢前会長は、世界的な美術品収集家として知られていて、ことしに入り、一部を競売にかけていました。先月には、アンディ・ウォーホルの絵画が国内の美術品競売では、史上最高額とみられる23億円で落札されています。

出典:Yahoo!ニュース

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