株式会社グリーンインフラレンディングが破産開始の手続きに

  1. 倒産情報

はじめに

株式会社グリーンインフラレンディングが令和3年4月9日に東京地裁から破産手続きの開始の決定を受けました。再生可能エネルギー事業に特化したソーシャルレンディングの事業で住所は東京都港区新橋6-2-1、資本金は1億2000万円・負債は128億円。破産管財人は三宅・今井・池田法律事務所で住所は東京都新宿区新宿1-8-5。

グリーンインフラレンディングとは

グリーンインフラレンディング社は2016年7月に設立。親会社のJCサービス社(ここも2021年3月24日時点で民事再生法の手続きの申請を行う)が手がける太陽光発電とバイオマス発電などの再生可能エネルギーの事業について、グリーンインフラレンディング社が匿名組合の出資契約に基づいて運用をしていました。またmaneoマーケット株式会社がソーシャルレンディングの運営・匿名組合出資契約の募集・投資家の資金の管理などを行っていました。

たった2年でファンドの募集を停止

ただ設立2年後の2018年6月にはmaneoマーケットがファンドの募集を停止しました。翌7月には金融庁がmaneoマーケットに対して投資家へ虚偽の説明を行ったとして業務改善命令を出しています。その後グリーンインフラレンディング社が運営している22のファンドから投資家への分配金が延滞する状況になっていました。延滞額は126億8000万円という額まで膨れ上がりました。

一方maneoマーケットはグリーンインフラレンディング社が投資家への分配・償還原資をJCサービス社へ不正に送金したとして、投資家の方への分配・償還を求めていました。そのような中で2019年3月には個人投資家などがグリーンインフラレンディング社やmaneoマーケット社に対して損害賠償を求めて提訴を行う事態になっていました。

その後2021年3月8日には債権者のmaneoマーケット社から東京地裁に破産を申し立てられ、同3月10日には保全管理を受けたとmaneoマーケット社がホームページ上で公表をします。

一時は全面的に争うも破産を選択

一時はグリーンインフラレンディング社とJCサービス社もファンド資金の85%程度は返済の目途が立っているとして、maneoマーケット社の主張に対して全面的に争う姿勢を見せ、債権者破産の申し立ての対抗のための民事再生法の適用の申請を受けるもいずれも断念して破産手続きの道を選択しました。

負債は128億円ほど

負債は債権者4856名に対して128億円程度とのことです。今後の破産手続きの進行状況については破産管財人が開設したホームページで進捗状況を見ることができるとのことです。

参考資料・出典
帝国データバンク:https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4783.html

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