ヒカリレンタ(株)ほか1社 2023/1/31 事業を停止し、東京地裁への破産申請

~LED照明レンタルやデイサービスなどを展開~

ヒカリレンタ(株)(中央区日本橋箱崎町35-7、設立2012(平成24)年5月17日、資本金2000万円、井口通雄社長)と関連のヒカリレンタ首都圏(株)(TSR企業コード:352720905、法人番号:3020003007376、渋谷区南平台町16-28、設立2012(平成24)年4月3日、資本金50万円、野寄好明社長)は1月31日、事業を停止し、東京地裁への破産申請を大河内將貴弁護士(第一総合法律事務所、港区新橋1-18-12、電話03-3593-7605)ほか2名に一任した。今後、1~2カ月程度で破産を申請する予定。

 負債総額はLEDに関する取引だけで債権者約520名に対して約57億円。その他、金融機関他の債権者が約170名。2社合計は約60億円。
※TSR企業コード:322575265、法人番号:2040001076975

 ヒカリレンタは、グループでLED照明のレンタルビジネスを主力としていた。「LEDは買う時代から借りる時代」をスローガンに、オーナー方式による「ヒカリレンタ式100円レンタル」などのレンタル商品を有し、一般法人などに積極的な営業を展開。ユーザー数は全国に1500社以上にのぼっていた。このほか、野球やサッカー、バスケットボール、格闘技などのスポーツクラブのスポンサーや協賛にも参入して、知名度アップに努めていた。
近年、業績は拡大基調にあり、2019年3月期は7億3249万円だった売上高が2022年3月期は33億5664万円に急伸。また、太陽光関連機器の開発研究や、他社から介護施設の運営事業を譲り受けるなどして事業領域を拡大させていた。
一方で採算性は乏しく、利益面は僅少に推移。さらに「新型コロナウイルス」感染拡大の影響からユーザー数が伸び悩んだことで資金繰りが悪化。2022年10月以降は、オーナー向けの支払いが滞るなどしていたが、ここにきて経営も限界に達し事業継続を断念した。
ヒカリレンタ首都圏は、顧客との契約窓口だったが、同時に事業を停止した。

出典:東京商工リサーチ

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