信用保証機関
投資家から多額の資金を集めていた
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:022013883
負債80億円
「東京」 トラステール(株)(資本金1億600万円、千代田区神田多町2-2-22、代表高橋章氏)は、10月3日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は加藤博太郎弁護士(港区虎ノ門5-11-1、加藤・浅川法律事務所)ほか1名。破産管財人には、前田修志弁護士(中央区日本橋3-3-4、永沢総合法律事務所)が選任されている。
当社は、2014年(平成26年)10月に設立され、金融機関などに対して融資先である事業者の保証業務や企業買収、合併、提携、営業権譲渡に関する指導や、仲介および斡旋、有価証券の投資、売買、保有などの経営コンサルティングを手がけていた。また、資金調達を目的に年利20%を謳って私募債を発行し、別の会社を通して投資家に販売していた。
しかし、今年1月に社債を販売していた別会社が関与する歯科矯正モニター勧誘トラブルが大きく報道され、社債の販売ができずに資金繰りが悪化。翌2月には利払いについて不払いが発生するなか、6月2日に債権者から破産を申し立てられていた。
負債は約80億円の見込みだが、今後変動する可能性がある。
なお、管財人室(コールセンター)は電話050-5050-0395(月~金。土日祝を除く)。管財人HPはhttps://trustail-kanzai.jp/。
出典:帝国データバンク