内閣府と財務省が13日発表した2022年7~9月期の法人企業景気予測調査によると、大企業(資本金10億円以上、全産業)の景況判断指数は0・4で、4~6月期のマイナス0・9から改善した。プラスは3期ぶり。
指数は、前期と比べた景況感について「上昇」と答えた割合から「下降」と答えた割合を引いて算出する。
製造業は1・7で3期ぶりにプラスになった。中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)による供給網混乱の影響が和らいだ「自動車・同付属品製造業」が18・3となった。非製造業はマイナス0・2で、2期ぶりのマイナス。原材料高で仕入れコストが上がっている「小売業」がマイナス10・6だった。
中小企業(資本金1000万円以上1億円未満、全産業)はマイナス15・9で前期(マイナス14・8)から悪化した。