厚生労働省が6日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価上昇を加味した実質賃金は前年同月比1.3%減だった。4カ月連続のマイナス。減少幅は6月(確報値)より拡大しており、厚労省は「賃金の伸びは堅調だが、それ以上に物価が上昇している」と分析した。 基本給や残業代などを合わせた現金給与総額(名目賃金)は1.8%増で7カ月連続のプラス。名目賃金が伸びても、物価上昇のスピードが上回る状況が続いている。 7月速報によると、現金給与総額は37万7809円。うち所定内給与は1.2%増の24万9813円だった。
実質賃金、4カ月連続減 マイナス幅が拡大、厚労省
関連記事

保護主義が招く米欧通商対立(The Economist)
欧州連合(EU)は長年、自らに倣って二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するよう世界各国に圧力をかけてきた。米政府が8月、この要請を聞き入れた。バイデン米大統領が気候変動対…
- 19 view

FOMC後のアメリカに横たわる3つの大きなリスク
最悪のスタグフレーションシナリオも想定せよ大波乱となっている2022年も「後半戦」となり、7月もすでに下旬にさしかかった。アメリカの株式市場のパフォーマンスは惨憺たる…
- 21 view

新興国、資本流出のリスク高まる IMF報告書
【ワシントン=高見浩輔】国際通貨基金(IMF)は19日、新興国から資本流出が起きるリスクがこの半年で高まったとする分析を明らかにした。世界的なインフレが深刻化するなか、…
- 24 view

英中銀、利上げ幅0.5%に再拡大 政策金利5%に
【ロンドン=大西康平】英イングランド銀行(中央銀行)は22日、利上げ幅を3会合ぶりに0.5%に拡大し、政策金利を4.5%から5%に引き上げると発表した。欧州連…
- 9 view

「パワー半導体」で投資合戦 脱炭素化で市場拡大見通し
電力制御に使う「パワー半導体」を巡り、メーカー間の投資合戦が過熱している。電気自動車(EV)や家電など、さまざまな機器や装置の省エネを実現するパワー半…
- 28 view

世界的な景気後退が現実味を帯びてきた…米フェデックスの業績悪…
■過去30年間、成長を遂げてきたのが一転9月15日夕、貨物大手フェデックスは6~8月期の決算速報を発表した。6~8月期にかけて貨物取扱数量は減少し、同社の一株利益は予…
- 22 view