株式会社TRASTAが破産開始の決定を受ける

  1. 倒産情報

はじめに

株式会社TRASTAが令和3年6月2日に東京地裁から破産開始の決定を受けました。本社は東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-5、設立は2005年6月、資本金は1000万円。破産管財人は蒲野綜合法律事務所で住所は東京都港区六本木1-4-5。負債総額はおよそ22億1948万円。インバウンド向けの宿泊サービスなどを運営していました。

TRASTAとは

株式会社TRASTAは株式会社インターアクション(東証1部・横浜市金沢区)の子会社として、株式会社BIJの商号で設立されました。設立当初は太陽光発電などを中心に事業を行っていました。2017年5月期には年売上高19億4855万円程度を売り上げていました。ただ経費負担が多く赤字決算が続いていました。

太陽光事業からは撤退

2017年2月期にはインターアクションとの資本関係が解消されて、同年6月には太陽光発電事業から撤退。ホテル経営の収益改善のためのコンサルティングやホテル開発の不動産コンサルティングへ業態を転換しました。

その後は収益効果を狙うことのできるサービス「RevNavi」の展開や、「STAY」ブランドによるインバウンド向けホテル(5店舗)の運営にも乗り出すも、新サービスへの経費がかさんで、2019年5月期決算では年売上高約4億3000万円に対して、赤字が7億4548万円にまで膨らんで、年商の倍近い赤字にまでなってしまいました。

そこにコロナが追い打ちをかける

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、大きな顧客層である外国人が来日を控えたため、これ以上の事業継続は難しいと判断、また主要な債権者からも破産をするようにという申し立てを受けて今回の措置に至りました。

参考資料・出典
帝国データバンク:https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20210609_01.html

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