大興製紙株式会社の倒産情報

  1. 倒産情報

はじめに

大興製紙株式会社は静岡の製紙業を行っています。新型コロナウイルスでの関連倒産で会社更生法の適用を申請しました。負債140億円超。申請代理人はときわ法律事務所・東京都千代田区大手町1-8-1。

会社概要

大興製紙株式会社は1950年6月に設立した包装用・産業用のクラフト紙・特殊紙の製造業者です。米麦・製粉などの重袋用クラフト紙・ショッピングバッグや角底袋など軽包装クラフト紙・産業用特殊紙の開発にも注力して、ガラス保護紙やキッチン用薄紙、プリント基板クッション紙、ステンレス巻き取り紙など取り扱い品目を広げていきました。パルプから紙までの一貫生産を行なう独立系クラフト紙専業メーカーとして営業基盤を築いて全国の紙商社や紙代理店を得意先としていました。大手商社を経由して海外へも輸出して業容を拡大、近時ピークの2009年3月期の年売上高は約153億2100万円を計上しています。

売り上げが減少

ただ大手クラフト紙メーカーとの競合などによってインバウンド需要に支えられて角底袋など軽包装の売上が減少したほか、鉄鋼向けの需要も減少。加えて、電子機器向けのガラス合紙も国内液晶メーカーの不振により需要が落ち込んでいました。原料であるパルプ価格の乱高下と価格転嫁が遅れ、2020年3月期の年間の売上高は約121億7700万円にまで減少しています。5期連続で最終赤字を計上。

将来に向けての自家発電設備の増強や機械設備などの積極的な先行投資によって年商規模近くの借入金を抱えてしまいます。そこに新型コロナウイルスの感染拡大の影響により国内外で需要減少が続いていました。そのような状態で逆転の一手と考えていた一般向けペーパータオルの販売を開始するもさほど機能せず、今後の受注や資金調達の見通しが立たないということもあってこのような流れになっていきました。負債は2020年11月末現在で債権者300名に向けての140億800万円となっています。

100億円以上の倒産

静岡県で負債100億円以上の倒産は沼津市のAWHホテルで2019年12月。負債400億円。

参考資料・出典
帝国データバンク:https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4759.html

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