テスナエナジー株式会社が破産開始の決定を受ける

はじめに

テスナエナジー株式会社が令和3年(2021年)4月28日に東京地裁から破産開始の決定を受けました。住所は千代田区神田多町2-5、設立は2014年5月。破産管財人は永沢総合法律事務所、住所は東京都中央区日本橋3-3-4が選任されました。負債総額は2020年3月時点で28億7777万円程度。

テスナエナジーとは

テスナエナジー社は炭化した木くずを利用した木質のバイオマス発電プラントの設計や施工を行っていました。設立当初から経費が先行して赤字が続き、5期連続で赤字計上。2017年3月期には債務超過に転落します。2019年3月期には以前から施工を行っていた山形県の発電プラントが完成したことで年売上高4億7678万円を上げるも、この時期には大規模な爆発事故が発生します。この事故によって信用が低下して業績が悪化していました。取引先などへの支払い遅延も発生します。そこから資金繰りも限界になって今回の措置に至りました。

参考資料・出典
東京商工リサーチ:https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20210510_01.html

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