サンクローバーが民事再生法の適用を申請

はじめに

サンクローバーは2021年2月25日に岐阜地裁に民事再生法の適用を申請して同じ日に監督命令を受けました。住所は岐阜市茜部中島1-141、設立は1968年11月で資本金は4800万円。申請代理人は金子・中・橋本法律特許事務所、住所は大阪市北区西天満4-3-25。また監督委員には足立法律事務所で住所は岐阜市今小町3。

サンクローバーとは

サンクローバーは設立当初は婦人用のコート・スカート・ワンピースなどを扱っていました。その後レディースのフォーマルウエアの企画販売、アクセサリー販売に業態を変更しました。百貨店や量販店に取引基盤をおいていました。さらに近年は専門店への販売にも注力していました。ピーク時は売上がおよそ34億4400万円を計上。ただ最近は不採算店の閉鎖などもあって業績も低迷。2018年5月期には売上高が20億円を割り込みました。

コロナウイルスの影響で売上が大きく減少

さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響で百貨店の営業時間が大きく減少するなどの理由で2020年5月期には売上高が12億719万円まで減少。さらに1億7600万円超の赤字も計上して債務超過に陥りました。2020年5月からはさらなる外出自粛などで販売不振が続きました。そこで自力再建を断念して民事再生法での再建を目指す方向に転換しました。

参考資料・出典
東京商工リサーチ:https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20210226_02.html

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