~首都圏を中心に通所介護事業を展開~
負債総額はステップぱーとなーが債権者287名に対し7億7391万円、ステップパートナーホールディングスが債権者93名に対し1億6678万円、2社の負債合計9億4070万円。
ステップぱーとなーは、機能訓練型デイサービス「ステップぱーとなー」の経営およびFC事業を全国展開していた。主に身体の健康維持のため利用者のペースに合わせて体操や運動に取り組む、半日型のデイサービスを特徴とし、2022年1月期には売上高約1億5000万円をあげていた。
M&Aや福祉貸付資金の利用に加え、投資家からの資金調達などで業容拡大を進めていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大による施設利用者数の減少で、介護報酬が落ち込み資金繰りがひっ迫。新たな資金調達が限界となり2022年6月24日、東京地裁への破産申請を弁護士に一任していた。
ステップパートナーホールディングスはデイサービス事業のほか飲食店の経営も行っていたが、ステップぱーとなーに連鎖した。
今後、ステップぱーとなーのグループ会社20社超について、順次、破産手続きが進められる見通し。
出典:東京商工リサーチ