投資用マンション建築を手掛けていた暁建設のグループ会社
北村住建(株)(葛飾区)は6月12日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
破産管財人には富永浩明弁護士(富永浩明法律事務所、中央区銀座7-12-14)が選任された。
負債総額は債権者52名に対して3億4687万円。
個人住宅やビル・マンション、店舗などの建築工事を手掛けていた。注文住宅を含む戸建ての新築工事のほか、リノベーション工事などを展開。特にデザイン性の高い住宅建築や狭小住宅の施工でも実績を有し、2020年3月期は完工高4億8177万円をあげていた。
2020年10月に(株)暁建設(埼玉県戸田市)の代表が当社の全株式を取得し、社長に就任。以降は暁建設のグループ会社として親会社と一体となった事業を展開し、2023年6月期(決算期変更)には完工高2億3348万円をあげていた。
ところが、暁建設が資金難に陥り、2024年3月に事業を停止。当社も事業継続が困難となり、債務整理を進めて親会社とともに破産を申請した。
※北村住建(株)(TSR企業コード:322033179、法人番号:3011802029693、葛飾区奥戸2-38-9、設立2003(平成15)年7月、資本金2000万円)
※(株)暁建設(TSR企業コード:314548025、法人番号:2030001104489、埼玉県戸田市、登記上:葛飾区)
出典:東京商工リサーチ