(株)ニットプランナー 2023/10/3に東京地裁から破産開始決定を受ける

ブランド事業は別会社のもとで継続し、店舗も営業中

 (株)ニットプランナー(東京都中央区)は10月3日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。申請代理人は庄崎裕太弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所東京事務所、千代田区丸の内2-2-1)。
負債総額は債権者293名に対して16億9032万円。

子供服の企画販売を手掛け、子供服ブランド「KP」を展開。大手インターネットモールのほか、大手百貨店の子供服売場を中心に全国に約40店を出店し、2010年1月期には売上高29億8019万円をあげていた。
同業他社との競合もありながら、その後も25億円を上回る水準の年間売上高を維持していたが、「新型コロナウイルス」感染拡大以降は、外出自粛や入居する百貨店などの休業や時短営業が相次ぎ、売上が急減。2021年1月期には売上高が16億4658万円にまで落ち込み、4億1879万円の赤字を計上した。
人員削減やコロナ関連のセーフティネット貸付を利用するなどしていたが、自力での経営再建が困難となり、主力事業を別会社に譲渡し、今回の措置となった。

なお、ブランド「KP」は別会社により営業を継続している。

※(株)ニットプランナー(TSR企業コード:297852043、法人番号:1011001059486、中央区新川1-24-8、設立2009(平成21)年2月)

出典: 東京商工リサーチ

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