(株)レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン 2024/5/28 東京地裁へ破産を申請し破産開始決定を受けた

(株)レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン(東京都港区)は5月28日、東京地裁へ破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。
負債総額は債権者約80名に対して22億200万円(2024年3月31日現在)。このうち、18億3200万円は親会社の(株)メタプラネット(同所、東証スタンダード)向け。

2011年に、(株)フォンツ・コアファンクションの商号で、(株)フォンツ・ホールディングス(現:メタプラネット)の連結子会社として設立。2013年に親会社がタイの民間企業、レッド・プラネット・ホテルズ・リミテッドの傘下となり、当社は現商号に変更した。
「レッドプラネット」のブランド名でホテルを展開し、インバウンド需要の高まりを受けて事業規模を拡大。ピーク時の2019年12月期は国内で6つホテルを運営し、売上高18億3516万円をあげた。一方、同期は多額の減損損失を計上し、債務超過に転落。さらに、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大で、インバウンドをはじめとした宿泊需要が消失。売上低迷と採算割れの状況が続き、2022年12月期の売上高は3億506万円にまで減少した。この間、運営していたホテルの閉鎖や売却を進めていたが、事業を再開する見通しが立たず、今回の措置となった。

メタプラネットによると、ロイヤルオーク五反田(品川区)は別のグループ会社が運営しており、今回の破産の影響はないとしている。

※(株)レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン(TSR企業コード:298869497、法人番号:7010401096992、東京都港区元麻布3-1-6、設立2011(平成23)年11月、資本金1000万円)
※(株)メタプラネット(TSR企業コード:350965480、法人番号:3010401091543、東京都港区)

出典:東京商工リサーチ

\不払いのリスク回避の事前対策を/

売掛金の損失リスクの回避の対策をしていますか?

取引信用保険の活用事例を無料プレゼント >>

 

関連記事