株式会社ランドーナージャパンなど2社 2022/8/16破産手続開始決定受ける

ホテル運営・管理
続報、新型コロナウイルス関連倒産
破産手続開始決定受ける
TDB企業コード:400645338

負債50億円

「ザ・ホテル京都パレス」の外観

「愛知・京都」 続報、5月31日に事業を停止し自己破産申請の準備に入っていた(株)ランドーナージャパン(資本金1億円、名古屋市中区新栄2-1-9、代表長谷川雅機氏)と関係会社の(株)ランドーナージャパン京都マネジメント(TDB企業コード:032056221、資本金8000万円、京都市中京区油小路通丸太町下る大文字町50、代表荒川麻里氏)は、8月4日に名古屋地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は深井靖博弁護士(名古屋市千種区清住町3-64-3、愛智法律事務所、電話052-788-7550)。(株)ランドーナージャパンの債権届け出期間は9月5日までで、財産状況報告集会期日は2社とも11月24日午前11時30分。

(株)ランドーナージャパンは、1989年(平成元年)1月設立。アメリカのベストウェスタンホテルインターナショナル社のライセンサーの1社として、高山市や長崎市などでホテルを運営し近時ピークとみられる2010年9月期には年収入高約28億200万円を計上していた。その後は、ホテルの運営を子会社に移し、当社はホテルを運営する子会社に対する不動産賃貸や子会社に対する経営指導や事務管理代行を行うほか、ホテル開発コンサルタント業務も行っていた。

しかし、近年は新型コロナウイルス感染の拡大により宿泊客が激減、高山市、長崎市でホテルを運営していた子会社が事業を停止、先行きの見通しも立たないことから今回の措置となった。

(株)ランドーナージャパン京都マネジメントは2020年(令和2年)10月設立。京都市内で「ザ・ホテル京都パレス」を運営していたが、コロナ禍でのオープンということもあって集客が低迷、ホテルの運営からの撤退を図ったが多額の違約金が生じるため、今回の措置となった。

負債は、(株)ランドーナージャパンが子会社への連帯保証を含め約29億円、(株)ランドーナージャパン京都マネジメントが約21億円の2社合計約50億円。

出典:帝国データバンク

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