(株)丸峰観光ホテルほか1社2023/02/28民事再生法の適用を申請

~会津芦ノ牧温泉で大型観光ホテルを経営、コロナ関連~

 (株)丸峰観光ホテル(会津若松市大戸町芦ノ牧字下タ平1128、設立1965(昭和40)年5月、資本金3000万円、星保洋社長)と、関連の(株)丸峰庵(同市大戸町芦ノ牧字下タ平1013、設立2006(平成18)年2月、資本金300万円、同社長)は2月28日、福島地裁会津若松支部へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は秦周平弁護士ほか2名(DEPT弁護士法人、大阪市北区梅田1-12-12)。
負債は、丸峰観光ホテルが20億7679万円(2022年3月期決算時点)、丸峰庵が4億7909万円(同期決算時点)で、2社合計25億5588万円。
※(株)丸峰観光ホテル(TSR企業コード:152014519、法人番号:4380001017860)
※(株)丸峰庵(TSR企業コード:153039922、法人番号:1380001021378)

 丸峰観光ホテルは、1965年5月に地元の有志によって創業し、会津芦ノ牧温泉で温泉旅館を経営していた。大川渓流を望むことができるロケーションと豊富な湯量を生かした数種類の浴場を備え、料理にも定評があり、同温泉地においては大型観光ホテルの位置付けで、地元客や観光客の利用で賑わっていた。
バブル景気も追い風となって利用者数が増加し、1994年3月期にはピークとなる売上高約25億円を計上した。しかし、設備投資や借入による負担が重く圧し掛かり、採算性は低調に推移。1995年3月期以降は景気後退により利用者数が減少し、業績も縮小傾向が続き債務超過額が拡大していた。
こうしたなか、温泉旅館経営に加えて温泉饅頭の製造販売も手掛け、2006年頃からは外食事業にも参入。ピーク時にはJR駅構内で4店舗の飲食店を展開していたものの、業績は振るわず、2014年4月には温泉饅頭の製造販売および外食部門を丸峰庵に移管し、当社は温泉旅館経営に注力するかたちとなった。
ホテルロビーの改装などを行い集客に努めたが、その後も業績は好転せず、2020年に入ると「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受け、同年4月から約2カ月間の全館休業を余儀なくされるなど、業容維持に苦戦。2022年3月期には売上高が5億円台まで落ち込み、2億円超の赤字を計上した。2023年3月期に入っても業況は好転せず、今回の措置となった。

丸峰庵は、温泉饅頭の製造販売や外食事業を手掛けていたが、丸峰観光ホテルに連鎖した。

出典:東京商工リサーチ

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