新興国通貨指数が続落、15年以来の大幅な下げに

どちらに転んでも新興国通貨には不利な状況に

新興国通貨は急落している。米国の金利上昇と世界的なリセッション(景気後退)という2つの脅威を受け、安全通貨のドルを買う動きが強まっている。

MSCI新興国通貨指数は続落し、年初来下落率は4.4%と、このままいけば年間ベースで2015年以来の大幅な下落となる。フィリピン・ペソが6日のアジア時間帯の取引で下げの中心となり、17年ぶり安値に値下がり。韓国ウォンは09年以来の安値に下落した。

アジア通貨は前日の他の新興国通貨の下げに追随した。ドル上昇を受け、コロンビア・ペソは一時2%下落し過去最安値を付けたほか、ロシア・ルーブルは4カ月ぶり大幅安となった。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者ウィン・シン氏は「新興国市場は、先進国の金利上昇と世界的な成長減速という現在のいずれの状況でも苦戦するだろう。状況がどう転んでも新興国市場に悪い」と指摘した。

原題:‘Bad for EM’: Why Funds Are Furiously Selling Risky Currencies(抜粋)

More stories like this are available on bloomberg.com

著者:Karl Lester M. Yap、Ruth Carson

出典:東洋経済新聞

関連記事