政府は5日、2022年の農林水産物・食品の輸出額が、2年連続で年間1兆円を突破したと発表した。1~10月の輸出額が1兆1218億円となった。円安が追い風となり、過去最高だった前年同期を上回るペースで推移した。農林水産物・食品の輸出拡大に向けた関係閣僚会議で示した。輸出強化に向けた「輸出拡大実行戦略」も改定し、重点品目に「ニシキゴイ」を追加した。 月別の輸出額は1~10月の全ての月で過去最高額を更新し、昨年より1カ月早く1兆円を超えた。 会議に出席した松野博一官房長官は「円安を生かしてさらに輸出を拡大し、稼ぐ力を最大限引き出す必要がある」と述べた。